ベータグルカンの特徴などについて

ベータグルカンとは、単糖であるグルコースが鎖状に多数結合した化合物で、多糖類の一種です。

ただし、それぞれのグルコースが隣のグルコースとどのように結合しているかによっていろいろと異なる性質を示すことが知られています。

イメージ的に言えば、グルコースとは表裏のある六角形の板のような分子と思って下さい。

あくまでイメージであって化学的に正確な説明ではありませんが、六角形の板の各頂点には穴が開いていて、隣のグルコース分子と短い紐で結び合わせて多数繋ぐことができるという形です。

このとき、どの分子も表面ばかり、あるいは裏がえせば裏面ばかりということであっても同じですが、同じ面だけで繋がったものをアルファグルカンと呼びます。

一方で、表裏表裏というように交互に繋がったタイプのものをベータグルカンと呼んでいるのです。

もちろん、数学的な考え方からすれば、あるところでは表ばかり繋がっているけれども途中から表裏表裏になっているとか、完全にランダムな繋がり方をしているような高分子もあり得るわけですが、自然界ではこのようなことは一切なく、アルファ型のものかベータ型のものしか存在していません。

そして、アルファグルカンとはでんぷんが代表的なものです。

一方でベータグルカンはある種のキノコや酵母などに含まれており、でんぷんとは異なってヒトは消化酵素を持たないためにカロリー源にはなりませんが、いろいろな生理的な作用があることが分かってきています。